2013年06月22日

映画ご紹介:素晴らしき哉、人生!(1946/米)


 今回は映画「素晴らしき哉、人生!」をご紹介したいと思います。拙作鉄道事業戦略の青森マップでも一場面を引用させていただきました。タイトルから「ライフ・イズ・ビューティフル」のような、(人によっては鼻につく)感動モノ映画を連想するかもしれませんが、それは見当違いです。いきなり天使見習いが現れて、主人公をパラレルワールドにぶっ飛ばす、ある意味SF的な展開をします。あのバック・トゥ・ザ・フューチャーもこの作品の影響を受けたと言う話もあるくらいですから、その要素も多分にあるのでしょう。では、あらすじです。ネタバレにご注意下さい。


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 主人公の父は良心的な住宅金融会社を経営し、住民から信頼されていた。主人公ジョージが以前から夢見ていた世界一周旅行へ出発する直前、父は急逝してしまう。ジョージは住宅金融会社の経営を引き継ぐ事になり、世界一周は延期せざるをえなくなる。その後、弟に経営権を引き継ごうとしても失敗し、新婚旅行で海外旅行しようにも世界恐慌の煽りを受け頓挫。夢潰える。

 一方、住宅金融会社の経営は銀行家に邪魔されながらも順調。しかしある日、部下の不手際で8000ドルを紛失してしまう。会計監査官や礼状持った検察まで来てジョージは絶体絶命、橋の上から身投げしようとする。すると、近くにいたおっさんが先に身投げをする。ジョージが無我夢中で助けたそのおっさんは、まだ翼がない2級天使だった。ジョージが「生まれなきゃよかった」と心情を吐露すると、2級天使は機転を利かせて、本当にジョージが生まれなかった世界に連れて行く。そこでジョージが見たものとは。





 最後のシーンは、何度見ても理屈抜きでジーンとしますね。選り好んで感動系のものは見ないのですが、これは良い映画です。あれこれ言うのも少々無粋な気もしますが、言わなきゃブログ記事になりませんので、二言三言言わせて貰います。

 そもそも会社って何でしょうか?法人格を与えられていて登記簿上に存在する。利益を出して株主等出資者に還元する。それらも確かに一つの考え方でしょう。しかし会社にはいろいろな面で関係する人が多く、それが利益やその他の事よりも大きな意義を持つ事すらありえます。当たり前ですが、まずは従業員、その会社に対して取引している人々などです。現在に限らず、過去・未来まで考えれば影響が甚大なのは容易に想像できるでしょう。ある日突然不正経理が発覚し、いつも使ってる鉄道会社が倒産しました、なんて言われればえらく困った事態になります。いつも部品を納入している工場が潰れたら、これまた頭を抱え込む事になります。継続的に利益を上げられればそれに越した事はありませんが、そういった会社は存在そのものが大きな意義ある事であり、また存在する責任があるといえるのではないでしょうか。それは一人ひとりの個人にも言えることでしょう。まぁ頭で分かっていても、そのように振舞うのが難しいのですが。

 この映画、上述のように1946年公開で、既に著作権が切れたパブリックドメインとなっています。実際に著作権が切れたのは1970年代で、しかもそれは事務手続き上のミスが原因らしいです。とどのつまり、タダで見れます。報道写真やテレビ番組なんかでも著作権の切れた作品は積極的に公開してくれればゲーム製作上も助かるのですが。

 拙作での引用文「友のあるものは敗残者ではない」 この意味を知りたいなら、是非映画を見てください。


ニコニコ動画(英語・日本語字幕)



Youtube(英語・日本語字幕無し)






posted by ぷーすけ at 09:48| Comment(0) | 小説・映画・漫画
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